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今月の作品

  • 舌先がもつれはじめる雨季近し
  • 仄暗い記憶にかざすさくらんぼ
  • この鍵は違うあの鍵は捨てた
  • カーテンを引いて生態のすべて
  • 深閑と回転寿司の皿の数
  • 鼓動より強いタッチで弾くピアノ
  • 預かった猫が笑ってばかりいる
  • 今触れたそこがガラスの急所です
  • 誰ひとり本気でさがさない出口
  • 離された手から神話になってゆく